休み明け、「学校行きたくない」その言葉に胸が締めつけられる朝
2学期が始まる朝。
「学校行きたくない…」
そう言って布団から出てこないわが子を前に、どうしたらいいか分からなくなったことはありませんか?
「学校へ行きたくない」と言われると、「甘えてるの?」「怠けてるだけ?」最初はそう思うことでしょう。
でもそれは違っているのです。
登校渋りや不登校気味になるのは、夏休み明けに限った話ではありません。
冬休み明け、GW明け、3連休明けなど、まとまった休みのあとには同じように登校を渋る子が増える傾向があります。
この記事では夏休み明けを中心にお伝えしますが、他の休み明けにも同じように使える内容です。
今回は、
- 休み明け・夏休み明けに登校渋りが増える理由
- 今日から使える朝の言葉がけの具体例
- 休ませたほうがいいかどうかの判断基準
- 学校への連絡メールの文面例
を、私自身の体験も交えながら具体的にまとめました。
ぜひ最後まで読んで、参考になさってください。
休み明け・夏休み明けに不登校や登校渋りが増える理由

登校渋りは、長期休み明けに増える傾向があります。
夏休み明け特有の要因を整理してみますね。
①生活リズムの乱れ
お盆の帰省や花火大会、冷房で夜遅くまで起きてしまう…夏休み中はどうしても夜更かし・朝寝坊になりがちです。
学校生活への切り替えが、心にも体にも大きな負担になります。
これは夏休みに限らず、冬休みやGWなど、まとまった休みのあとには共通して起こりやすいことです。
②宿題・自由研究のプレッシャー
「まだ終わってない」「提出が怖い」という焦りが、登校渋りの引き金になることもあります。
特に自由研究や読書感想文などの大物課題が残っていると、学校=プレッシャーの場になってしまいがちです。
③長い休みで友達関係の距離感が変わる不安
1か月以上会っていなかった友達との関係に「うまく戻れるかな」と不安になる子も少なくありません。
夏休み前に小さなトラブルがあった場合は、なおさらです。
④暑さによる体力の消耗
連日の猛暑で体力を消耗し、朝から「なんとなくしんどい」という状態になっていることもあります。
夏バテと登校渋りが重なっているケースも意外と多いです。
やっちゃんが接してきた中でも、最初は「お腹が痛い」「頭が痛い」と体調不良を訴えるところから始まり、よく話を聞くと宿題や友達関係の不安が隠れていた、というケースがとても多かったです。
不登校・登校渋りは「甘え」じゃありません

「学校に行きたくない」という言葉の裏には、まだうまく言葉にできない不安や疲れが隠れていることがほとんどです。
どうしても、親は理由や原因を突き詰めたくなりますよね。
中には、友人との関係やいじめなどはっきりとした理由がある場合もあります。
しかし、子どもの心の中にあるもやもやとした、言葉にできない理由がある場合が多いのです。
ですから、まずは「なぜ行きたくないのか」という理由よりも、「行きたくない」という気持ちそのものを受け止めることが第一歩です。
朝の言葉がけ、具体例【OK・NG】

❌避けたい言葉がけ
- 「みんな行ってるよ」
- 「それくらいで休めない」
- 「行けばなんとかなる」
子どもの不安をそのまま否定してしまう言葉です。
悪気がなくても、子どもは「分かってもらえない」と感じてしまいます。
⭕おすすめの言葉がけ
気持ちをそのまま受け止める
「行きたくないって思うくらい、しんどいんだね」
「今は、行きたくない気持ちなんだね」
無理に理由を聞かない
「今はうまく言えなくても大丈夫だよ」
「気持ちは分かったよ。つらいね」
選択肢を渡す
「今日はどうする?少し遅れて行く?今日は休む?」
「2時間目までいて、そのあと帰ってくる?」
「保健室に少しいてもいいって、先生に聞いてみようか」
味方であることを伝える
「ママはいつでも味方だよ」
「学校へ行っても行けなくても、大好きなことは変わらないよ」
朝は”説得”より”安心”が最優先です。
休ませたほうがいい?判断基準

次のようなサインがある場合は、無理に登校させない判断も必要です。
- 朝になると腹痛・頭痛・吐き気がある
- 夜眠れていない、食欲が落ちている
- 表情が暗く、会話が減っている
2〜3日休ませることで、心のエネルギーを回復できるケースは多くあります。
「無理にでも連れてきてください」と言われることもありますが、無理やり登校させても、あまり良い結果につながらないことがほとんどです。
学校への連絡メール文例

不登校や登校渋りの状況は、簡潔でよいので学校へ伝えておくことが大切です。
【文例①】休む場合
〇年〇組 担任の〇〇先生
いつもお世話になっております。〇〇の母です。
本日、夏休み明けということもあり、学校に行くことへの不安が強く見られたため、本日はお休みさせていただきます。
家庭で様子を見ながら、少しずつ学校生活に戻れるよう対応していきます。
よろしくお願いいたします。
【文例②】遅れて登校する場合
お世話になっております。〇〇の母です。
今朝、登校に不安があり、気持ちが落ち着いてから登校予定です。〇時間目から参加できればと考えております。
【文例③】段階登校をお願いしたい場合
お世話になっております。〇〇の母です。
夏休み明けより、登校を渋る様子が続いております。まずは玄関まで、慣れてきたら教室前まで、というように段階を踏んで登校させたいと考えております。可能な範囲でご配慮いただけますと幸いです。ご相談のお時間をいただけますでしょうか。
不登校・登校渋りが長引く場合の対応

①否定・評価せずに話を聞く
アドバイスは不要です。
「そうなんだね」と聞くだけで十分。
とはいっても、親としてはすぐに「こうしたら」と言ってしまいがち。
なかには、「どうしていけないの。みんな行っているでしょう」「学校に行かないと、将来大変なことになる」などと、学校へ行かないことを批判する言葉を言ってしまいがちですよね。
そこをぐっとこらえて、安心できる場をつくるようにしてあげましょう。
②何度も同じ話をしても、しっかりと聞く
おなかが痛い、頭が痛い、明日は学校へ行く(実際には行くことができない)・・・など同じことを何度の言うことがあります。
「昨日も同じことを言ったでしょ。」「昨日は行けるって言ったじゃない」などと言いがちですが、何度おないことを言ってもしっかりと話を聞いてあげましょう。
同じことを何度言っても聞いてもらえるという思いが、心の安心や安定につながり、心のエネルギーがたまる要因になります。
③学校・スクールカウンセラーに相談する
早めの相談が、長期化を防ぐ一番のポイントです。
こんなこと言ったら恥ずかしいと思わず、まずは学校に相談してみましょう。
③家庭学習で自己肯定感を守る
学校には行けなくても、「できた」を積み重ねることが、再登校への力になります。
子どもに強制するのはあまりよくありませんが、子ども自身が学習のことを心配するようになったら、学習塾でもよいし、様々な学習教材を試すのもとても有効です。
タブレット学習や、好きな教科だけ、10分だけでもOKです。
よくある質問
Q. 夏休み明けに休ませるとクセになりますか?
A. 適切な対応であれば、クセにはなりません。
Q. 何日くらい様子を見ていいですか?
A. 3日〜1週間が目安です。
Q. 無理に連れて行くのは逆効果ですか?
A. 不安が強い場合、かえって長期化することがあります。
まとめ|休み明けに一番大切なのは「安心できる居場所があること」
今回は、夏休み明けの登校渋りについて、原因や具体的な対応策をまとめました。
- 登校渋りは珍しいことではない
- 朝は正論より共感
- 親子の信頼関係を壊さないことが最優先
今日行けたかどうかより、「ここにいれば安心」と思える居場所があることのほうが、ずっと大切です。無理せず、あなたのペースで大丈夫ですよ。


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